ハイローの戦略

ハイローで安定的に利益を出すためにはどうすればよいのでしょうか。取引をするにあたって立てるべき戦略とはどのようなものなのでしょうかハイローで利益を出すための戦略について分析していきます。

まず大事なのが冷静に取引すること

 ハイローでコンスタントに利益を出していくためには冷静さを保ちながら取引を続けていくことが必要になります。冷静な取引を継続していくためには適切な戦略をたてたうえで、その戦略に関する確率をきちんと理解して淡々と取引をしていかなければなりません。それでは、ハイローで利益を出せるかどうかを分ける要素について考えていきましょう。これをちゃんと認識することによって、自分なりの戦略を作れるように頭の整理ができたら幸いです。

ハイローで重要となる3つの要素

 当サイト管理人がざっと考えた勝敗を分ける要素は3つあります。1つ目が「勝率」、2つ目が「金管」、3つ目が「メンタル」です。それぞれについて説明していきます。

①勝率

 当然過ぎて言うまでもないのですがハイローでは勝率を上げることが勝利への近道です。というより誰でも勝率を上げようとするのは言われるまでもないことだと思います。様々なチャート分析やデータ収集などは勝率を上げるためのものになります。そこであえて私が強調したいのは、勝率はある程度まで上げることは可能ですが、一定のレベル以上になると少しの勝率を上げるのもとても大変な作業になるという点です。
 もちろん努力して100%勝率を達成できるのであれば言うまでもないのですが、それにはかなり無理があるでしょう。また、勝率を上げようとするとどうしてもエントリーできる機会が減っていってしまいます。機会が少ないとどうしても1回のエントリーにおける投入金額が大きくなってしまうと思います。それで本当に100%勝てれば問題ないのですが、それを目指すのは個人的には難しいと思っています。それよりも、勝率は60%でいいのでエントリー回数を増やして少な目の金額を投入していったほうがリスクは軽減されると思うのです。
 あくまで当サイト管理人の個人的な考えではありますが、勝率は大事なのは当然ですがそれだけを極めようとすると費用対効果的に割が合わないし、かえってリスクが高くなってしまうことすらあると思います。勝率は勝ち負けを分ける大事な一要素ではありますが、その他の要素も意識するとより効果的な運用ができるようになるはずです。

②資金管

 資金管理というのは具体的に言うと、軍資金のうち口座にいくら入れて、入れた資金の中から取引にいくらずつ投入していくのかというルールのことです。ハイローで100%の勝率を出すのは無理がありますが、資金管理を適切にやっていくことによって、全体での勝率(取引を何回もやった合計で利益を出せる確率)は大きく100%に近づけることができます。
 どういったルールで資金をまわしていくのかについては、その人の目標、1日でどれだけの利益をねらっていくのかによっても変わってきます。細かい資金管理戦略についてはハイロー攻略カテゴリで説明していきますが、ここでは次のことを押さえておいて下さい。個々の取引の勝率がそこまで高くなくても、適切な資金管理をすることによって全体での勝率は大幅に上げることができます
 管理人が見てきたなかでは初心者はあまりこの点を重要視していない人が多いような気がします。勝率を上げることは大事ですが、勝率を倍増させる効果を持つ資金管もぜひ意識するようにしてください。

③メンタル

 ハイローでは勝率を100%にすることが難しい以上、個々の取引で予想が外れてしまい投入金額を失ってしまうことは避けることができません。時にはほんのちょっとした値動きで負けてしまったり、残り1秒で勝ちから負けに転落してしまうこともあります。連敗してしまう事だってあるかもしれません。誰でも勝てているときは平静を保つことができ、自分が作ったルール通りに取引をすることができます。しかし、負けてしまうと冷静さを失ってしまいルールを逸脱した取引をしてしまいやすいという傾向がハイローにはあると感じています。ハイローでは負けたときに投入金額がゼロになってしまうという取引なのがその原因なのかもしれません。
 いくら勝率が高くても、適切な資金管理のルールを作っていても、冷静さを失いルールを逸脱した取引をしてしまっては意味がありません。負けたときにも冷静さを失わないためのメンタルはハイローでは非常に重要になってきます。ハイローは負けると投入金額がゼロになってしまう冷静さを失せやすい性格の取引ですが、一方で勝てばいくら利益が出て負ければいくら損失が出るのかが決まっているという意味で金管理をしやすいという側面も持っています。そのため、取引をする時点で「もし、この取引で負けたらいくら損失が出る、そうなったら次はどうしようか」ということまで想定しておくことができます。こういうことを考えて取引しておけば、仮に負けてしまった場合でもメンタルを保ちやすいと思います。
 メンタルを保つことは勝利への必要条件です。絶対に冷静さを欠いて熱くなってしまはないように気をつけながら取引をしてください。

 

どの要素も欠かすことはできない

 以上がハイローの勝ち負けを分ける3つの要素です。個々の要素だけで勝つことはできませんが、これらを全て意識することによって相乗効果を得られ、全体としての勝率は飛躍的に上げることが可能です。戦略は人それぞれによって違ってくるとは思いますが、これらの要素は万人共通です。もし、最近なかなかうまくいかないなあと悩むことがあったら原点に立ち戻り、自分に足りないのはどの部分なのか分析して再出発してみるのもいいかもしれません。みなさんが良い取引をして利益を順調に伸ばしていけるよう応援しています。

ハイローの実践例

 ハイローがどのようなものなのか知っていただくために、実際にハイローをやった場合のシミュレーションをしていきたと思います。参考としてFXで運用した場合の例も加えていますので見比べてみてください。

 

ハイローで取引したらどうなるかをシミュレーション

 なお、ハイローのペイアウト率は1.8としています。(ハイローオーストラリアドル円のペイアウト率を使用。)ペイアウト率とは、予想が的中した場合の払い戻し率のことです。たとえば、1,000円分のオプションを購入して的中した場合は1,800円の払い戻しを受けられます。

①ハイローで10万円を運用(勝率60%

1回の取引における取引金額:1万円(全体の1/10)
10回取引をした結果:6勝4敗
取引後の資金:108,000円 =1万円×1.8×6勝+1万円×0×4敗-1万円×10取引
損益:+8,000円

②ハイローで10万円を運用(勝率50%

1回の取引におけるエントリー額:1万円(全体の1/10)
10回取引をした結果:5勝5敗
10回取引後の資金:1万円×1.8×5勝+1万円×0×5敗-1万円×10取引 =90,000円
損益:-10,000円

 

ハイローで目標とすべき勝率

 ハイローでは10回取引をして勝率60%を出すことができれば、8%の利益を出せるという計算になります。取引ができる時間にもよりますが1日2時間取引をしたとして3日もあれば可能でしょう。(もっと早くできる人もいるとは思いますが。)逆に勝率が50%だと10%の損失が出るという計算になります。何も知らない初心者は始めはみんな勝率は50%です。そのため、勝率を60%に上げるというところをまずは目標にしておけば良いと思います。私達は自分がこうなる確率が高いと思ったときにだけ取引をすればいいわけなので、相場の基本をおさえておけばそれほど難しいことではありません。相場の基本についてはハイロー攻略カテゴリで説明していきますのでそちらを参考にしてください。

FXで同額の資金を運用した場合

③FXで10万円を運用

運用可能通貨量:2万通貨
1ポジション:2万通貨(フルレバレッジ
取引結果:+40銭
損益:+8,000円

※たとえば、ドル円が105円のときに買って、105.40円のときに売ったケース

 ③はFXで同様に10万円を運用した場合、8,000円の利益を出すためにどの程度の取引が必要なのかを示した例です。フルレバレッジで40銭も取る必要があります。FXをやられたことがある人なら分かると思いますが、これはけっこう大変なのが分かるかと思います。もちろんどんな相場なのかにもよりますが。また、FXでフルレバレッジのポジションを持つのはリスクを考えると通常はあまりしないので、現実的に半分の1万通貨で取引をしたとすると80銭も取る必要があります。これを見ても分かるとおり、ハイローのほうが資金効率は良く運用ができることが分かるかと思います。


ハイローではペイアウト率が重要な要素

 余談ですが、ハイローでの運用の効率性にはペイアウト率が大きく関わってきます。ペイアウト率が高いほうが当然ですが私達の運用利回りは上がることになります。ペイアウト率は業者側で設定される数値なのですが、現在ハイローオーストラリアでは1.8で固定となっています。他の業者と比べても有利な設定で今はある意味おいしい状態と言えると思います。業者も利益を出すためにやっているわけなので、いつこのペイアウト率を下げてくるか分かりません。勝率60%のハードルの低さを考えると個人的には1.7くらいになったり、固定ではなくなったりしてもおかしくないんじゃないかなと思いますが、とにかくオーストラリアハイローの今のペイアウト率はおいしいと思います。(当サイトがオーストラリア推しである理由のひとつです。)

 

ハイローのメリット・デメリット

バイナリーオプションのなかでも「ハイロー」のメリット・デメリットについて説明していきたいと思います。投資をする場合はメリットだけでなくデメリットも含めてその投資を知っておくことが大事です。ここでは、デメリットを含めたハイローの特徴を確認しましょう。

 

ハイローのメリット

 

初期資金が少なくても始められる

 ハイローは少ない資金でもFXで何倍もの資金で運用するレベルでの利益を出すことが可能です。もちろん、その分リスクもありますが、金管理がしやすいのでその方法をしっかりとおさえておけばリスクをコントロールすることが十分に可能です。(資金管理の方法についてはハイロー攻略カテゴリで詳しく説明しています。)この点が一番のメリットと言えるでしょう。


取引内容がシンプルで分かりやすい

 次に挙げるメリットは、ハイローは現在の為替レートが上がるか下がるかを予想するだけなので非常に分かりやすいという点です。バイナリーオプションにも色々な種類がありますが他のバイナリーオプションに比べても一番シンプルだと思います。そのため、初心者でも簡単に始めることができるでしょう。


短時間で多くの取引が可能

 3つ目は、短時間で多くの取引が可能だという点です。業者にもよりますがハイローは基本的に5分ごとには判定時間が到来する場合が多いので、少ない時間で多くの取引をすることが可能です。他のバイナリーオプションに比べても取引頻度を多くとれるというのは大きなメリットといえるでしょう。資金が少なくても利益を出せるというのは、この点が大きな理由になっています。他のバイナリーオプションと比べても効率良く資金運用ができると思います。


投資に興味を持つキッカケにできる

 そして、当サイト管理人の意見としては、ハイローを通じて為替に関する経験を積んでいくのがいいと思います。ハイローをやっていると必然的に経済に関することに興味が湧いてくると思います。興味が湧けば今まで聞き流していたニュースも頭に残るようになり、自然と知識も増えていくことでしょう。ハイローを通じて経済の知識を増やして、ゆくゆくは他のバイナリーオプションやFX、そして株式と、資産運用のステージを増やしていっていただければ、管理人としてもとてもうれしく思います。


ハイローのデメリット

投入金額がゼロになる可能性がある

 メリットの部分に効率良く利益を出すことが可能と説明しましたが、リターンが大きいということはリスクも大きいということです。ハイローでのリスクとは予想が外れ続けると投入金額がゼロになってしまう可能性もあるという点です。そのため、繰り返しになりますが、資金管理は適切に行ってください。ハイローは損をする可能性もありますが、損をする人は連続してつい熱くなってしまい無茶な投入金額を使って予想してゼロになってしまうというパターンです。金管理を適切に行えば避けられることなので、特に初心者の人は始める前にハイロー攻略カテゴリで説明する資金管理手法を理解していただきたいと思います。


勝率を上げるのには限界がある

 ハイローで100%の勝率を出せるというのなら夢のような話ですが、残念ながらそういう手法は存在しないと思います。特に短時間で判定時間が訪れるハイローでは短時間のレート変動を予想する必要があります。しかし、短時間レベルのレート変動はどうしてもノイズが混じりやすく、どんなに知識がある人でも完璧に予想することは難しいはずです。
 ただし、ある程度、予想の的中率を上げることは十分に可能です。参考程度ですが、高頻度で取引をするうまい人でも平均すると70%程度の的中率になるんじゃないかなと思います。(頻度を下げれば的中率をもっと上げることは可能です。)何も知らない初心者ですと始めは的中率50%なわけですが、これを60%超に持ってくることはそこまで難しくないとでしょう。ハイロー攻略カテゴリでは相場の基本的な読み方についても触れていきますので参考にしてください。
 ちなみに、個々の取引での勝率を上げるのには限界がありますが、資金管理をうまく行うことで全体での勝率はかなり上げることが可能です。まずはうまい資金管理術も身につけることが必要だと思います。


海外業者しか提供していない

 バイナリーオプションのなかでハイローを提供している国内業者はないため、海外業者を使う必要があります。海外の業者であるため、国内業者と比べて使い勝手が良くなかったり、適当に業者を選んでいると詐欺業者にひっかかってしまう危険性すらあります。そのため、取引をする業者選びには特に慎重になったほうが良いでしょう。当サイトでも業者選びに役立つと思われる情報をハイロー業者比較のカテゴリで提供していきますので参考にしてください。

ハイローで必要な資金はどれくらい?

ハイローを始めるときにどれくらいの資金が必要となり、どれくらいの利益を出せるのでしょうか。また、リスクはどの程度あるのでしょうか。ハイローを始める前に資金に関するおおよその感覚を身につけておきましょう。

 

資金は5万円でも十分

 ハイローを始める場合、用意すべき資金は驚くほど少なくても大丈夫です。非常にざっくりですが目安を言うと、1ヶ月ほどで自分が利益を出したいと思っているくらいの金額を用意すれば十分すぎるというレベルです。(取引できる時間にもよりますが、もっと少なくても大丈夫だと思います。)たとえば、1ヶ月で5万円ほどの副収入が欲しいと思っている場合、5万円の資金を用意すれば十分ということです。ハイローでは、資金を2倍にすることはそれほど高い壁ではないのです。
 ただし、資金がゼロになる可能性も無視はできません。そのため、いくら2倍にしやすいからといってあまり多額の資金を投入するのは避けておいたほうが無難でしょう。このあたりのバランス感覚はハイローをやるうえで重要だと思います。


FXで同じ利益を出すにはもっと多くの資金が必要

 ちなみに、FXで資産運用をして同じだけの利益を出そうとする場合、ハイローに比べると何倍もの資金が必要になってきます。たとえば、5万円の利益を1ヶ月で出したいとなると少なめに見積もって50万円程度の資金は必要でしょうか。それでも、ハイローの場合と比べて10倍の資金が必要になるというわけです。ハイローを始めるために必要な資金は、FXなどの他の資産運用方法と比べても圧倒的に少なくていいのです。


リスクを限定できるのが魅力

 さらにFXの場合、うまく運用できればそれでよいのですが、運用に失敗した場合、損失は5万円ですむとは限りません。投入金額が50万ということを考えると10万円以上の損失が出てしまうことも十分にありえます。この点、ハイローで運用に失敗したときの損失を考えてみると、そもそも資金を5万円しか入れていないわけですから、それ以上の損失が出ることはありえません。損失額を限定できるという点もハイローの魅力と言えるでしょう。
 ハイローは資金がゼロになってしまう可能性も無視できないと最初に言いましたが、実は当初の資金自体が抑えられているためリスクは限定することができているのです。


ハイローの特徴を利用して上手な資産運用を

 ハイローのおおよそのイメージがついたでしょうか?ハイローは取引自体はリスクが高いですが、そのリスクは管理しやすい資産運用方法です。そして、少ない資金でも大きな利益を出すことができるというのがミソです。小額の軍資金で高いリターンを得られ、リスクは低くはないですが損失は小額の軍資金に限定できる、ということです。この特徴をうまく利用すれば、少ない資金から投資を始めたり、すでに何らかの投資をしている人でも少ない資金で投資のバリエーションを増やすことができるのです。

 

バイナリーオプションとFXの違い

為替取引と言うとFXを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。同じ為替取引でもバイナリーオプションとFXは大きく異なっています。 それぞれの特徴について確認しておきましょう。

 

バイナリーオプションとFXの共通点と相違点

 バイナリーオプションとFXは将来の為替レートを予想して投資をするという意味では共通しています。大きく異なる点は、レートの変動幅を 気にする必要があるかどうかという点です。FXはレートの変動幅を強く注意する必要がありますが、バイナリーオプションはレートの変動幅に ついては注意する必要がありません。レートの値幅を考慮するためにはテクニカルや経済に関する結構な量の知識が必要になってきます。当サ イト管理人が初心者にはFXより先にバイナリーオプションを薦めるのはこの点に理由があります。


リスクを管理しやすいのはどっち?

 FXは為替レートが上がるか下がるかの予想が当たったても、どの程度レートが動いたのかということによって得られる収益の額が変わってき ます。予想通りに大きくレートが動けば収益が大きくなり、予想の逆にレートが大きく動いてしまえば損失が大きくなります。極端な話をする と、もしリーマンショックのような出来事が突然起こってしまったら、投入金額を超えた損失が発生するということも起こりえます。(FXをや る場合はこういったリスクにも備えておく必要があります。)
 これに対しバイナリーオプションは予想が当たればレートの値幅に関わらず一定の収益が得られます。逆に、予想が外れた場合にも投入金額 がゼロになるだけで、リスクは投資金額内におさえることができます。シンプルな仕組みなだけにリスクの管理がしやすいというのがバイナリ ーオプションの長所と言えるでしょう。


塩漬けポジションが起こりえない

 FXでは予想と外れた方向にレートが動いたとしても、それを決済するのは自分の判断で行うことができます。そのため、予想と外れた方向に 動いても自分のポジションがプラスになるまでいくらでも待つことができます。逆に長期での相場を見誤ったまま悪いポジションを持ち続ける と、どうしようもないくらい大きな損失をかかえたポジションになってしまうこともあります。(こういう状態を「塩漬け」と言います。)FX では自分の好きなタイミングで決済ができるのでうまくやれば勝率はかなり上げられますが、逆に塩漬けポジションが発生したり一度に大きな 損失を出してしまう可能性があります。
 バイナリーオプションでは、予想は判定時間までには終わるのでその時点で取引は強制的に終了します。そのため、自分の予想が的中するゾ ーンにくるまで待ち続けることはできません。そのため、FXと比べると勝率の面では劣ると思います。逆にFXのように塩漬けポジションが発生 したり一度に大きな損失が出るというリスクもありません。


バイナリーオプションの注意点

 バイナリーオプションで注意していただきたい特徴は、予想が外れると投入金額がゼロになってしまうという点です。FXの場合だと取引に投 入した金額がゼロになることは滅多にありませんが、バイナリーオプションの場合は予想が外れたら取引に投入した金額はゼロになります。そ のため、何も考えないで取引をしてしまうと資金がゼロになってしまう可能性がとても高くなってしまいます。リスクをおさえるために資金を 細かく分割しながら計画的に取引に投入していくという工夫が、バイナリーオプションの場合には特に重要になってきます。(このあたりの資 金管理術については他の記事で詳細に説明します。)

 

小額資金でも利益を出せるのはバイナリーオプション

 FXはレートの変動幅により収益が変わるので相場が大きく動くときに利益を出しやすいですが、バイナリーオプションでは相場が大きく動か なくても一定の利益を出すことができます。相場の状況にもよりますが、FXで運用して得られる利益をバイナリーオプションではその10分の1 程度の資金で十分に出すことができます。そういう意味では、小額の資金で始めるならFXよりもバイナリーオプションのほうが向いていると言 ってもよいでしょう。


まとめ

バイナリーオプション FX

長所

  • 少ない資金でも運用できる
  • 取引がシンプルで分かりやすい
  • 値幅を考慮する必要がない
  • 取引ごとの損失可能性額が固定なのでリスク管理しやすい
  • あまり動かない相場でも利益を出せる
  • 塩漬けポジションが起こりえない

短所

  • 予想が外れたら投入金額がゼロになる可能性がある(そのため資金管理とメンタルが重要)
  • 予想が的中し大きな値幅を取っても利益額は一定
  • 判定時間を超えて待てないので勝率に限界がある

長所

  • 予想が的中し大きな値幅を取れば利益も大きくなる
  • 予想が外れても投入金額がゼロになる可能性は低い
  • 自分の判断で決済できるので勝率が高めることができる

短所

  • 値幅を考慮する必要がある
  • 高度なテクニカル・経済の知識が必要
  • 取引ごと損失可能性額が値幅によって変動するためリスク管理の難易度が高い
  • 投入金額以上の損失が出る可能性がある
  • 相場の動きが少ないと利益を出しにくい
  • 塩漬けポジションが発生する

バイナリーオプションの種類

ひとことでバイナリーオプションといっても実は色々なものがあり、種類の違うものでは投資の仕方や難しさも全然違ってきます。ここではバイナリーオプションの種類について押さえておきましょう。

 

様々な種類があるバイナリーオプション

 バイナリーオプションは「マーケットがどういう状態になっているか」を予想するものですが、その予想条件によって色々な種類のものがあります。ここではバイナリーオプションにはどのような種があるのか紹介していきます。ちなみに、当サイト管理人はバイナリーオプションでは「①ハイロー」を主に利用しているので、当サイトではハイローについての解説が中心になります。

①ハイロー(ハイアンドロー)

あらかじめ決められた判定時間のレートが今より上になっているか下になっているかを予想するオプションです。予想が的中した場合にはペイアウト(払い戻し)を受けることができます。途中経過がどのように変動しても結果には影響しません。 判定時間の頻度は業者によって異なり、1分・3分・5分・1時間など様々な種類があります。

②ラダー

あらかじめ決められた判定時間のレートが、あらかじめ決められたレートより上になっているか下になっているかを予想するオプションです。ハイローが今のレートより上か下かを比べるのに対し、ラダーはあらかじめ決められたレートより上か下かを比べる点で異なります。 通常、複数のレートが用意されておりそれぞれに価格がつけられており予想が的中すれば一定額のペイアウト(払い戻し)を受けられます。判定時間が近づくにつれ予想的中確率により価格が変化していきます。ハイローと比較すると少し難しいので、初心者にはまずはハイローで慣れてから始めてみると良いでしょう。

③ワンタッチ

あらかじめ決められた判定時間までに、あらかじめ決められたレートに到達するかを予想するオプションです。判定時間終了時点でのレートは関係なく、判定時間までに一度でも到達すれペイアウト(払い戻し)を受けることができます。ペイアウト率は比較的高めに設定されていることが多いですが、使いこなすには少々難易度が高いかもしれません。急なレート変動に備えてリスクを軽減するヘッジ目的で使うと良いかもしれません。

④レンジ

あらかじめ決められた判定時間までに、あらかじめ決められたレンジをレートが維持するかどうかを予想するオプションです。判定時間終了時点でのレートではなく、判定時間までに一度でもレンジを抜けると「維持できなかった」と判定されることになります。「維持する」と予想した場合は、レートのレンジを判定時間までに一度もレンジを外れることがなければペイアウト(払い戻し)を受けることができます。ボラティリティが急に変わってくることが予想されるときなどに有効な取引です。


自分に合ったバイナリーオプションを使おう

 それぞれの種類によって特徴が異なりますので、自分の目的に合ったバイナリーオプションを探してみてください。どの種類のバイナリーオプションを扱っているのかは業者によって異なります。業者を選ぶ際には自分が利用したい種類のバイナリーオプションを扱っているかどうかをチェックするようにしてください。また、当サイトではバイナリーオプション業者の比較をしたページもありますので、よろしければそちらもご参考になさってください。

バイナリーオプションとは何か

バイナリーオプションという言葉を耳にする機会が多くなってきましたが、それがどういうものなのか正確には分からないという人も多いのではないでしょうか。バイナリーオプションの意味について見ていきましょう。

 

バイナリーオプションの定義

 バイナリーオプションの正確な定義は「特定の時間までにマーケット(たとえば為替レート)がどういう状態になっているかを二者択一で予想する投資商品」のことです。簡単に言ってしまえばバイナリーオプションでは将来を予想して、予想が的中したときに投資金額以上の払い戻しを獲得できて、予想が外れたときには払い戻し金額はゼロになるということです。


予想が外れると払い戻しはゼロ

 たとえば、1時間後のドル円のレートが今よりも上がっているか下がっているかを予想して1,000円分購入した場合、予想が的中すれば1,800円の払い戻しを受けられ、予想が外れると払い戻しがゼロになるということです。この例では、的中時の払い戻し金額の倍率は1.8倍にしましたが、この倍率は相場の状況や業者によって様々に変わっていきます。
 バイナリーオプション二者択一で予想するという分かりやすい投資なので、為替取引を中心にここ最近で一般の人の間でも大きく広がってきました。為替取引ではFXが有名ですが、FXよりも単純明快なのがバイナリーオプションの魅力で、初心者でも簡単に始められるというのが特徴ではないでしょうか。

 

FXでは利益を出しにくい相場でも利益を出せる

 ちなみに、当サイト管理人はもともと為替取引はFXだけでやってきていましたが、今ではバイナリーオプションを外すことができなくなっています。というのも、相場があまり動かないなどFXでは利益を出しにくい状況でもバイナリーオプションでは利益を出しやすいという場面が多々あるからです。それぞれメリット・デメリットはありますが、バイナリーオプションの特徴を正確に理解して有効な資金運用をしていただければと思います。